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初めから謎、謎、謎と進みますが、読後は爽やかです!警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官 梶永正史

1.概要 本作は、2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作です。「このミス」大賞作は、外れがないと感じていますので読んでみました。 この物語は、文章は読みやすく、すらすら読めると思います。60爺は面白く読めました。物語は、銀座のど真ん中の銀行で銀行強盗が発生するところから始まります。動くな。床に伏せろ。手を上げろ。 主人公は、表題にもある通り、警視庁捜査二課の郷間彩香です。警部 […]

石田三成の本当の姿を見ることが出来る!八本目の槍 今村翔吾著

1.概要 「羽州ぼろ鳶組」シリーズ作者の今村翔吾の戦国時代末期の賤ケ岳七本槍の面々を主人公にした短編連作小説です。 七本槍ですから当然七編の物語なんですが、作者は、七本槍の面々を描きながら、石田三成を前面に押し出しています。石田三成が「八本目の槍」ということです。 今回は内容紹介を先にします。 秀吉の配下となった八人の若者。武勲を上げた七人は「賎ケ岳の七本槍」とよばれるようになる。「出世」だけを願 […]

二作目も面白いこと保証します。出羽新庄藩火消しぼろ鳶組の活躍 夜哭烏 今村翔吾著

1.概要 江戸時代の火消しを主人公に据えた時代小説の第二弾です。 こちらも、前作に劣らず滅法面白い小説になっています。是非、手に取って読んでいただけると良いです。 主人公は松永源吾と羽州ぼろ鳶組の面々です。松永源吾は、すっかり出羽新庄藩に溶け込んでおり、序章では、妻の深雪を連れて国元に帰って、国元の消防状況を確認しているという設定になっています。 また、先生と呼ばれる加持星十郎も、長谷川平蔵(鬼平 […]

皆の知らない現代美術界が垣間見れます!神の値段 一色さゆり/著

1.概要 2015年第14回『このミステリーがすごい! 』大賞の大賞を受賞した小説です。美術ミステリーです。 前週紹介した「嘘をつく器 死の曜変天目」は、作者一色さゆりの二作目でしたが、本書がデビュー作であり、60爺は読む順が逆になりました。 本作は、「嘘をつく・・」よりも面白かったです。本作も次作も1件の殺人事件が発生して、被害者や、その周りの出来事や軋轢を扱っていますが、本作の方がより内容に引 […]

悲しい結末ですが・・・!嘘をつく器 死の曜変天目 一色さゆり/著

1.概要 第14回『このミステリーがすごい』大賞に選出された著者の二作目です。 主人公は、早瀬町子と馬酔木(あしび)泉です。 早瀬町子は、鞍馬山の麓の窯元西村世外という陶芸家の弟子で、馬酔木は、京北大助教で記憶力、観察力、頭の回転の速いどれをとっても並外れた人物です。 町子は、西村世外の手伝いの中で、世外の息子の久作からのひょんな指示から世外が行っている秘密の焼き物を目にすることになります。 この […]

最後まであきらめない主人公たちの活躍に感動!生存者ゼロ 安生正/著

1.概要 『このミステリーがすごい』大賞関係の小説が続きます。 第11回『このミステリーがすごい』大賞に選出された小説です。大賞受賞時の題名は「下弦の刻印」でした。 陸上自衛官の廻田三佐と感染症学者の富樫が主人公ですね。 序章で富樫の悲劇が語られ、第一章で、廻田三佐が北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で遭遇した職員全員死亡の事件に、富樫が絡む場面が出てきます。 さらに、富樫は、同僚の鹿瀬の罠には […]

とにかく面白い!是非読んで!江戸火消しの物語!火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾

1.概要 江戸時代の火消しを主人公に据えた連作式の時代小説です。 はっきり言って滅法面白い小説です。是非、手に取って読んでいただけると良いです。 主人公は、かつて鉄砲組四千五百石の旗本・松平隼人に仕えていた松永源吾です。松平家の定火消として活躍し、「火喰鳥」の異名で持て囃された男です。序章で、その源吾が火事場で奮闘する姿が描かれます。 一転、第一章では、松永源吾がご家老様に謁見し、予算の少なさに辟 […]

鮮やかな謎解きの妙を堪能してください!がん消滅の罠 完全寛解の謎 岩木一麻/著

1.概要 第15回『このミステリーがすごい』大賞に選出された小説です。大賞受賞時の題名は「救済のネオプラズム」でした。 題名にある寛解とは聞きなれない言葉ですが、がんの症状が軽減した状態をいうそうです。完全寛解とは、がんが消失し、検査値も正常を示す状態のことです。 発刊された題名からわかるように、余命半年と宣言された患者のがんが、見事に消え去ってしまう例が立て続けに発生します。 しかも、患者は低所 […]

25名の武将の失敗談を考察しています。ビジネスの参考に!歴史の失敗学 加来 耕三/著

1.概要 歴史上の人物を取り上げて、その失敗の教訓を企業経営に生かすことを目的に書かれたものです。NTT東日本のホームページ連載を加筆して書籍化したそうです。 著者は、加来 耕三(かく こうぞう、本名:川崎 耕一、1958年10月29日 – )は、日本の歴史家・作家。血液型O型。(株)加来耕三事務所代表。所属事務所は三桂。静霞 薫(しずか かおる)・逢河 信彦(あいかわ のぶひこ)とい […]

明智光秀の前半生、ひととなりを解明する!明智光秀・秀満:ときハ今あめが下しる五月哉 小和田哲男

1.概要 本能寺の変、天下統一を目前とした織田信長が、側近中の側近だった明智光秀に討たれた大事件ですが、その理由が現在に至っても解明できない「日本史の謎」のうち、最右翼にあるといっていいと思います。 歴史とは勝者によって語られるもので、その意味で明智光秀は、主殺しをした悪逆非道な人物として後世に語り継がれました。 これは、自身が織田政権簒奪(さんだつ)をしているにもかかわらず、豊臣秀吉が自身のイメ […]