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ハードボイルド

大沢在昌を代表とするハードボイルド小説

闘いの夢枕獏ワールドが堪能できます。新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編/夢枕獏 著

1.概要 夢枕獏の描く超人達が闘う武闘小説の新刊が出ました。「新」がついて5巻目となります。今回も、超人達が闘っていますが、さらなる新キャラクターが現れます。さて、どうやって完結に向かうんでしょうか? この新・餓狼伝ですが、巻の一から、この巻の五まで、もろ、夢枕獏の格闘の世界そのものです。この小説のあとがきで作者もこう言っています。 格闘技について世界で一番小説に書いてきた作家であると思う。一つの […]

国光の生き方がめちゃくちゃ格好いい 狂犬の眼/柚月裕子 著

1.概要 この小説が第二弾に当たるというのは途中で気が付きました。広島県のやくざの抗争をベースに、警察官と対抗するやくざの物語です。 現在は、暴対法が出来て、やくざをやっていると、家も借りれず預金もできずということで、暴力団も大分小さくなっているようですが、その時代の前の物語ですね。 主人公は、田舎の駐在所に異動となった(どうやら、飛ばされたようです。原因は一作目を読む必要がありそうです)日岡秀一 […]

過去と決別できていない鮫島が活躍 暗約領域 新宿鮫Ⅺ 大沢在昌/著

1.概要 久々の新宿鮫シリーズ11弾になります。前作発表から8年経ちました。 前作で、鮫島が信頼し、バックアップともなってくれた上司の桃井が殉職し、さらに、癒しとなっていてくれた恋人・晶とも別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、事件で断ち切られた絆に未だに縛られており、睡眠がとれなくなっています。 そのため、新たな捜査に没頭することで、その傷を癒そうとしているようです。そして、登場時の鮫島は、桃井 […]

パラレルワールドに飛び込んだ主人公が活躍する警察小説!帰去来 大沢在昌

1.概要 あまり見たことのない文言「帰去来」が題名となっています。 そこで、ググってみました。 帰去来 《陶淵明(とうえんめい)の「帰去来辞」から》官職を退いて故郷に帰ろうとすること。→帰りなんいざ 陶淵明は、中国・東晋末~宋初の詩人です。帰去来辞は、405年作。彭沢(ほうたく)の令となったにもかかわらず、わずか八十余日で辞職し帰郷するに至った心境を記す。六朝第一の名文と称されます。 帰去来の意味 […]

北の大地で権限もなく捜査、主人公に対する試練が次々と!漂砂の塔 大沢在昌/著

1.強い制約の中での殺人捜査 大沢在昌のハードボイルドです。今回は、活躍の舞台が北方領土という、普通考えつかない設定となっています。しかも、さらに強い制約を与えて、そこに、主人公が放り込まれます。 内容紹介を読めば、その設定がよくわかります。 2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。日中露合弁のレアアース生産会社「オロテック」で働く日本人技術者が、死体となって発見された。凍てつく海岸に横たわ […]

探偵沢崎シリーズ第一作さっそうと登場!そして夜は甦る 原尞/著

1.沢崎登場 原尞のハードボイルドです。今までに読んだ二作が非常に面白かったので、沢崎シリーズの第一作を読んでみました。 この作品も楽しめました。 内容紹介は以下の通りです。 西新宿の高層ビル街のはずれに事務所を構える私立探偵沢崎は、ひょんなことから、行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに——そして事件は過去の東京都知事狙撃事件の全貌へと繋がっていく……。いきのいい会話と緊密なプロット […]

落ち着いた世界感でハードボイルドな物語が静かに進行する!愚か者死すべし 原燎/著

1.ハードボイルドだが世界感は静か とても面白い探偵小説です。昨年10月に読んだ「それまでの明日」にも書きましたが、「それまでの明日」の14年前に書かれた新・沢崎シリーズの第1弾なんです。 第2弾が、とても面白かったので、時間があったらぜひ読んでみたいと思っていました。 作品紹介です。 新宿署地下駐車場に轟いた二発の銃声。私立探偵・沢崎は大晦日に狙撃事件に巻き込まれた。その後、事件は思いがけぬ方向 […]

ボディガード・キリが躍動するノンストップ・ハードボイルド!爆身/大沢在昌 著

1.久々の大沢在昌の大長編 久々に大沢在昌のハードボイルド小説を読みました。508ページもの大長編である爆身(ば くしん)です。大変面白い小説で、2日ほどで読み切ってしまいました。 徳間書店での内容紹介です。 本名、年齢不詳。凄腕のボディガード・キリ。警護を依頼されたトマス・リーが目の前で爆死した。リーにキリを紹介したという大物フィクサー・睦月から死の真相について調査を依頼されるキリ。リーは生前「 […]

プロローグからエピローグまで全編読者を引き込んでくれる!用心棒/デイヴィッド・ゴードン 著

1.概要 この方の本を読むのは初めてですが、とても面白く読めました。 とにかく、プロローグからエピローグまで、全く読者を飽きさせずに読ませてくれます。 ふつう、どこかで中だるみとかあったりするんですが、この小説は、次々と事件が起きて、ノンストップで物語が進行します。 皆様、是非是非、手に取って読み始めてください。あっという間に最終ページまでたどり着いてしまうと思いますよ。 ハーバード中退、ドストエ […]

久々の餓狼伝、姫川源蔵と磯村露風の闘いに驚喜せよ!新・餓狼伝 巻ノ四 闘人市場編/夢枕獏 著

夢枕獏の描く超人のような男たちが闘う武闘小説、新がついてからの4巻目です。毎回、男たちの熱い闘いが語られます。 今回は、天皇家の人々を護ることに由来する「菊式」と、徳川家に由来する「葵流」の闘いがメインとなります。これらの使い手である姫川源蔵と磯村露風が本編の主人公と言って差し支えないでしょう。 彼らの素晴らしく、すごい闘いが何ページに渡って語られます。今回の戦いの場は表題にもある闘人市場、他の物 […]