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著者の頭文字

些細な出来事が一転に集約していく、重厚な警察小説開幕!真夏の雷管/佐々木譲 著

1.概要 佐々木譲の北海道警シリーズの最新話です。 佐伯、新宮、小島、津久井の面々が、それぞれの任務について活動する様が語られます。そして、それぞれが遭遇した事件が、最終的には収束して大事件に発展してゆき・・・、さあ、どうなるのか手に汗握る物語になっています。 2.内容ちょっぴり 佐伯は刑事課の遊軍の位置づけです。 ある窃盗事件が起きます。あまり大きくない園芸店で盗みが起きたのですが、盗まれたモノ […]

インド産出の水晶を求める日本人が遭遇する数々の冒険譚!インドクリスタル/篠田節子 著

インドクリスタル・・、表題そのままの小説です。 即ち、インドで算出される水晶を中心据えた冒険小説です。インドの片田舎クントゥーニから掘り出される水晶の品質が高水準であり、それを手に入れるため、奮闘する山峡ドルジェ社長藤岡の冒険譚です。 この物語で語られているインドの社会は、60爺の感覚では理解しがたいところがあります。いきなり、男が女性を張り飛ばしたりします。また、女性の地位が非常に低く、嫁に来た […]

またもや中山七里の問題作、ノンストップの展開で面白い!ネメシスの使者/中山七里著

1.概要 自分勝手な犯罪を犯し、反省もなく、将来更生の見込みがないにもかかわらず、死刑判決を免れ、収監された犯罪者の家族(離婚した母親)が殺害されます。犯人の手で書かれた「ネメシス」の血文字が現場に残されます。 出版社の作品紹介は以下の通りです。 ドンデン返しの帝王が「死刑制度」を問う 無期懲役の判決を受けた殺人犯の家族が殺された。遺族による復讐か、現在の 司法に対するテロか……渡瀬刑事が追う。社 […]

面白く読めますが、第三作への繋ぎのにおいがします!ファインダーズ・キーパーズ スティーブン・キング/著

1.概要 ドクタ-・メルセデスに続くスティーブン・キングのビル・ホッジスシリーズ第二弾です。上巻 313ページ、下巻 314ページの長編です。 何度も言っていますが、スティーブン・キングの小説の結末は、耐え切れない結末が多いのですが、この小説の結末は第一弾に続き、爽やかです。 そして、第3弾への期待が盛り上がってきます。最後の敵は、・・い、言いたいけど言えない。 2.上巻はプロローグ さて、上巻は […]

何だ、この結末は!ファンを馬鹿にしすぎ、駄作に陥った!アルスラーン戦記 田中芳樹/著

アルスラーン戦記最終巻16巻読み終わりました。 ウーン、何これ。余り、悪口を書きたくないんですけど、仕方なく完結させたんですね。ファンを楽しませようという気が全く感じられない作品ですね。 60爺ごときが何ですが、この作家のパワーですが、数年前から衰えていたような気がします。 そして、今回の作品の出来をみると、もう、わくわくする物語を描けなくなってしまったんだなと判断せざるを得ないです。第一部におけ […]

視聴率提言に悩む鳩村、最後は復活し、登場人物たちが躍動!アンカー 今野敏/著

今野敏のスクープシリーズ第四弾です。相変わらず面白いですよ。 視聴率の漸減傾向に悩むニュースイレブン担当の鳩村デスクの所に、油井局長から一名の人間がテコ入れのために派遣されてきます。関西弁丸出しの栃本ですが、鳩村は毛嫌いします。 スクープを連発しますが、相変わらずの勤務態度の布施も飄々として登場します。そして、メインキャスターの鳥飼は口数も少なく、何やら今までの彼とは違います。 そして、サブの香山 […]

ドクター・デスと警察の息詰まる対決と安楽死の現実が重い!ドクター・デスの遺産 中山七里/著

安楽死に誘うインタネット上のコンテンツがあり、それに応募すると、病状等を問われ、状況が本当の場合に応募した者の依頼を遂行してくれるドクター・デスが主人公です。 警察に通報があり、父親が殺されたので調べて欲しいとの依頼です。 通報者は、小学生であり、当初は相手をしなかった警察ですが、何度も通報してくるので、あまり、乗り気ではなかったのですが、よくよく話を聞いてみると、なんと医者が二人来ていたことが分 […]

題材がすごく重い、読んでいて苦しくなりますが救いも・・!人魚の眠る家 東野圭吾/著

うーむ、題材が重いですね。 前回読んだ「雪煙チェイス」がコメディだったので、こちらも軽いタッチのお話かと思っていましたが、読み進むにつれ、取り扱っている内容が非常に重いものであることがわかりました。 ネタばれになってしまうので、以下漢字の頭一桁をアルファベットにして感想を述べていきます。たとえば、JのMとは、実の娘のことです。 JのMが事故にあい、ISFMに陥ってしまいます。医師からは、もうKFの […]

コミカルな冒険小説?罪を晴らすために躍動する若者達を描く!雪煙チェイス 東野圭吾/著

60爺にとって、久しぶりの東野圭吾の小説です。 プロローグで、脇坂竜実(わきさかたつみ)は、あるスキー場に行き、林間コースで自撮をしている女性を見かけ、その手助けをします。 プロ級のスノボーの腕を持つその美女は、誘いをかけようか考えていた竜実の目の前から、あっという間に姿を消してしまいます。しかし、竜実は、その女性が好みの顔立ちであったこともあり、忘れがたいものでした。 そして、殺人事件が発生しま […]

決して派手ではない一生だが常に向上心を持って生きた!武士マチムラ 今野敏/著

空手塾もやっている警察小説の名手今野敏の沖縄手(ティー)の達人松茂良興作の一代記ですね。 Wikipedia によると、松茂良 興作(まつもら こうさく、1829年 – 1898年)は、琉球王国時代から明治にかけて活躍した唐手(現・空手)家であり、泊手中興の祖と仰がれる人物であると出ています。 下記ページによると、磨いた空手の力と技を泊村のために尽くした人として、顕彰碑が建てられている […]