CATEGORY

著者の頭文字

潜入捜査官の苦境の生涯、最後は爽快な気分にしてくれる!ライトマイファイア 伊東潤/著

伊藤潤は、時代小説の旗手ですが、この小説は現代の警察小説です。 扱う事件は、下記概要にあるように、遠い昔となった学生運動がピークとなった時期の事件と重なります。 内容紹介です。 「よど号」ハイジャック実行犯に公安がいた!?1970年のハイジャックと簡易宿泊所放火事件。警察官・寺島が入手したノートの「1970」「H・J」の意味とは―― 45年の歳月を経 て、過去と現在の2つの事件が結びつく時、男たち […]

ファンドマネージャ鷲津の見事な不良債権処理、彼の剛腕を見よ!ハゲタカ 真山仁/著

1.概要 テレビ朝日で、綾部剛主演でハゲタカがやっておりました。 60爺は、普段は余りテレビドラマを見ない方なのですが、このドラマは、第二部で、ホライズン・キャピタルの社長職を馘になった鷲津が、自分一人の力で逆襲に転じるという痛快な物語に見せられ、最終回まで一気に見てしまったものです。 そこで、この原作に興味がわきまして、調べてみますと、ハゲタカ及びハゲタカⅡというタイトルが見つかりました。 コミ […]

新たな探偵小説登場、展開が早く多彩なハードボイルド!それまでの明日/原尞 著

1.概要 この作家の小説は初めて読みました。探偵小説、ハードボイルドですね。 著者の名前を知らないので、ググってみたら、この小説、前作の『愚か者死すべし』から14年ぶりとなるものだということを知りました。 週刊朝日の書評の一部を引っこ抜いてみました。 毎月のように新刊を出す作家がいる一方で、数年に1作という寡作作家もいる。原尞の場合は、デビューから30年の間に長編4作、短編集1冊、エッセイ集2冊。 […]

何度読んでも面白い稀有な捕り物控え、是非読んでください!鬼平犯科帳/池波正太郎 著

鬼平犯科帳24巻を読みました。最終話「誘拐」は、作者:池波正太郎逝去のため未完となっています。非常に残念です。 鬼平犯科帳は、24巻で完結(今言った通り、最終話は未完)することは知っていたため、20巻までは購入していたんですが、なぜかがっかりして長らく読むのを止めていました。 今回、思い切って、21-24巻を購入し、一気に読み切りました。 鬼平犯科帳は、最後の最後まで、筆が衰えることがなく、ぐいぐ […]

超能力者が登場するお話ですが、内容は悲惨につきます!ゴサインタン -神の座-/篠田節子 著

うーん、千ページにも渡る大作ですが、・・・。 興奮にわくわくするでもなく、あー、悲惨な物語だと思いながら、げっそりする訳でもなく、ずんずんと読み進めてしまいました。 ラストに関しては、主人公の応援をしながら、読んでいたのは事実です。 とにかく、最後まで読み切りました。かなり悲惨な物語で、主人公の結木輝和は、無理な嫁取りを行おうとした挙句、大変なことになってしまうわけです。 しかし、途中で読むのを止 […]

東京オリンピックの十年後の世界、AIの進化は如何に?2030年の旅 恩田陸他/著

八人の作家による短編集です。恩田陸の作品があるので読んでみました。 内容紹介です。 東京オリンピックからさらに十年後。仕事は、恋愛は、科学は、そしてこの国はどのように変わっているのだろう。空間を超えて他人と認知を共有できる新技術「RR」。意識上で集った三人が奇妙な事件に挑む「逍遙」(恩田陸)など八つの短編を収録。 帯は、こんな感じですので、2030年の・・・といっても、SF小説ではありません。 八 […]

信長と張り合い、その器量の大きさに賭けた弟の覚悟を示す!信長を生んだ男 霧島兵庫/著

信長が若き頃、成敗した実の弟勘十郎信行を主人公とした小説です。 信長は、弟を成敗した後も、その子信澄を召し抱えているんですよね。信澄も、これに応えて良く働いていたようです。 残念ながら、本能寺の変の際、四国に渡るため集結していた所を、その心根を疑っていた信長の三男信孝に殺されてしまうわけですが。信孝には、父親ほどの度量がなかったわけです。 作者である霧島兵庫は、あの激烈な性格(であったと思われる) […]

初版は1977/12だが、今でも通用する本格トラベル・ミステリー!77便に何が起きたか 夏樹静子/著

故夏樹静子著作の推理小説です。 初版1977.12.15刊行の昔、昔の短編集です。しかし、その内容については、問題なく面白いです。 収録作は、次の 5編が載っています。 77便に何が起きたか ハバロフスク号殺人事件 特急夕月 山陽新幹線殺人事件 ローマ急行殺人事件 1972年発売の本ですので、その頃の世相が良く表れています。 「77便に何が起きたか」では、70年安保闘争だとか学生運動、過激派なんて […]

静かな空間で語られる若手ピアノ調律師の成長の物語!羊と鋼の森 宮下奈都/著

60爺は、この表題を見て、最初は、冒険小説の類かと思いました(いつも冒険小説ですが・・・^^; )。 内容は、ピアノの調律師の物語ですね。 何の目標も持っていなかった少年が、高校生の時に、ピアノの調律師が、学校のピアノを調律して、その第一声を切った途端、その音に魅せられて調律師の道を志すところから始まります。 何かと話題の本で、2015年紀伊國屋書店による「キノベス!2016」第1位に選ばれました […]

自由を奪われる苦痛、物事を強制される苦痛、読んでいて辛い!弥勒 篠田節子/著

この小説は、初版1998年9月20日ですから、20年前に発表された小説です。 篠田節子の小説ですので冒険小説だとばかり思っていました。 題名の「弥勒」から、弥勒菩薩に関係して、未開の地から非常に価値ある弥勒菩薩の仏像あたりを日本に持ってきて、大儲けしようかなんて話かなと勝手に想像していました。 主人公の永岡が、インド、中国及びネパールに挟まれたパスキムという想像上の小さな国家(人口20万と設定)に […]