竜崎はスジを通し現場をやる気にさせる、素晴らしい上司だ!隠蔽捜査6去就 今野敏/著

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1.概要

今野敏の「隠蔽捜査シリーズ」の続編ですね。副題(?)は「去就」です。

コピーには、次のように書かれています。

続発するストーカー殺傷事件を防ぐべく、大森署にも対策チームが新設された。だがその矢先に管内で女性連れ去り事件、さらに殺人が勃発。ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立してしまう。家庭でも娘にストーカー騒動が発生、公私で勇断を迫られた竜崎の去就は……激震走る第八弾。

この作品も面白かったです。

60爺ですが、隠蔽捜査は、第一巻から常にわくわくさせられて、あっという間に読み切ります。この小説も、通勤の朝3日間で読み切りました。

面白い本は、ページが多くても、すぐに読み切ってしまいます。以前も前回も書きましたが、そこが残念ですね。

2.内容ちょっぴり

今回も、エピローグでは、ストーカー対策チーム作成について、有効となる対策チームを作成しようとする竜崎に対して、例の方面管理官野間崎がやって来て、さっさとやってくれと言ってくるが竜崎はどうじません。

そうこうするうちに、竜崎の所轄する管内で女性連れ去り事件が発生します。さらに、この事件に絡んで殺人事件が発生します。そして、引き続き、人質立てこもり事件が発生します。

おなじみ、刑事部長の伊丹は、すぐさまSITを現場に向かわせます。そこに、新任の弓削方面本部長が、銃器対策チームを携えてしゃしゃり出てきます。

このように、警察内の対立が続く中、態度は悪いが敏腕刑事である戸田とストーカー対策チームの女性刑事・根岸の捜査で、想定されていた事件の内容に対して違和感が醸し出されてきます。

竜崎は、現場で陣頭指揮を執るため、単身、現場に直行します。そして、現場の状況から、専門家に一切を任し、見事に事態を収拾します。

さらに、現場撤収の指図が来ない専門家集団に対しても、きちんと状況説明を行った後、己の責任で撤収を命じます。

去就 隠蔽捜査6 (新潮文庫) [ 今野 敏 ]

価格:723円
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感想(5件)

3.事件後エピソードでほっこり

今回は、事件解決後、エピソードが二つ語られます。

ひとつめは、家族に対しても竜崎の変人さが炸裂します。家族はビックリして、どたばたしますが、結局納まるところに収まります。とても、ほほえましいエピソードです。

ふたつめは、面子をつぶされたと逆恨みした弓削が上役にチクリ監察となりますが、見ている人は見ているもので、「いいねエ」と言葉が出てしまうエピソードになっています。これ、すごく爽快です。

60爺、本書を何度も読み返してしまいました。

皆さんも、是非、ご一読を。

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