面白く読めますが、第三作への繋ぎのにおいがします!ファインダーズ・キーパーズ スティーブン・キング/著

シェアする

Pocket

1.概要

ドクタ-・メルセデスに続くスティーブン・キングのビル・ホッジスシリーズ第二弾です。上巻 313ページ、下巻 314ページの長編です。

何度も言っていますが、スティーブン・キングの小説の結末は、耐え切れない結末が多いのですが、この小説の結末は第一弾に続き、爽やかです。

そして、第3弾への期待が盛り上がってきます。最後の敵は、・・い、言いたいけど言えない。

2.上巻はプロローグ

さて、上巻は、前編プロローグと言ってもよいのかと思います。それぞれの登場人物の回顧部分と、家族を救いたい少年の行動、そして、われらがホッジスの現状を記録しています。

少年ピートが、たまたま川岸で発見したトランクの中からは、札束と小説の書かれた膨大なノートでした。

この少年の父親は、ドクター・メルセデスで暴走車が暴れた現場に居合わせ、大怪我をおい、経済状況が悪化した家庭では、家族崩壊の危機に見舞われていました。

少年は、このお金を使って、現状を変えることを考え、結果、家族に向け匿名の手紙で送金することにしたのです。

この金と小説を書いたノートは、アメリカ文学の傑作と呼ばれる小説を書いた作家ロススティーンのものでした。しかし、頭の狂った男たちに襲われ、ロススティーンは殺害され、これらの品を奪われてしまったのです。

しかし、この男は酒を飲み、とんでもない事件を起こして収監されてしまいます。さきの小説があることを知りながら、それこそ、毎晩夢に見ながら、その小説を読むことを渇望していました。そして、ひょんなことから出所の時期が訪れます。

この男とピートの接点が着々と近づいてきます。

ファインダーズ・キーパーズ 上

新品価格
¥1,944から
(2019/4/25 14:56時点)

ファインダーズ・キーパーズ 下

新品価格
¥1,944から
(2019/4/25 14:57時点)

3.ホッジス登場

我らがホッジスは、生きるために探偵事務所を開設し、前作で仲間となったホリーと共に、生き生きと働いています。

ピートが送金したお金で、彼の家族は何とか絆を取り戻し、また、いろいろな面で運命は好転し、安定してきました。

ここで、まだ回復しきれない家族に、もう少し、お金が必要となったことで、ピートは、ロススティーンの作品を売却することを決意します。

そして、文学の好きな先生の伝をたどり、その作品の売却を仕掛けますが、この相手となった男が、殺人犯にもつながっていたことから、大変な事件に巻き込まれていきます。

ピートの妹が、ホッジスのもう一人の仲間であるジェロームの妹の友達であったことから、兄貴が悩んでいるので助けて欲しいとのSOSがホッジスに入り、そこから事件は急展開を告げ、エピローグに一直線です。

前作に比べると、緊迫感の上では到底及ばない感じを受けました。小説自体は面白く読めるんですが、ホッジスたちの活躍は断片的で、むしろ、第3弾へのつなぎのお話であるような感触です。

しかし、さすがにキングの小説だけあって、ぐいぐい引き込まれて読まされてしまいます。そして、書きませんが次作への伏線が最後の最後に出てきますよ。

是非、ご一読ください。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする