些細な出来事が一転に集約していく、重厚な警察小説開幕!真夏の雷管/佐々木譲 著

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1.概要

佐々木譲の北海道警シリーズの最新話です。

佐伯、新宮、小島、津久井の面々が、それぞれの任務について活動する様が語られます。そして、それぞれが遭遇した事件が、最終的には収束して大事件に発展してゆき・・・、さあ、どうなるのか手に汗握る物語になっています。

2.内容ちょっぴり

佐伯は刑事課の遊軍の位置づけです。

ある窃盗事件が起きます。あまり大きくない園芸店で盗みが起きたのですが、盗まれたモノが爆弾の材料になる可能性があり、佐伯らは色めき立ちますが、店主らは、盗まれたのかどうか懐疑的で、警察の上部も目立った動きはありません。

小島百合は生活安全課で、閉店セールの店内で万引き犯が来ているとの連絡を受け、その店に向かいますが、万引き犯はすでに店を立ち去っています。

その代わりといいますが、小学生の万引き犯を補導します。その小学生は、工具セットを万引きしており、小学生のほしがるものとは違和感があり、小島は疑問を持ちます。

話を聞いて調べてみると、母親は、覚せい剤所持により執行猶予の身であり、さらに育児を放棄しているようにも見え、小島は困惑します。

さらには、ちょっとした油断をしてしまい、同僚がその小学生を見失ってしまうという失態を起こします。

佐伯は、上司が追及しない爆弾材料の盗難を諦めずに追っていきますが、その中で新たな事件のタネを見つけ、追求していくうちに、たまたま雷管の盗難現場に遭遇することになります。

そして、別のホームセンターで、小学生が工具セットを盗んで交通事故が起こりそうになる事件も起こり、・・・。これらをつなげると、背後に何者かが蠢いている感覚があり、佐伯らは緊張します。さて、・・。

真夏の雷管

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3.さあ、最後は?

株式会社 角川春樹事務所の情報検索の中では、こう謳っています。

精密工具の万引き、硝安の窃盗事件、消えた電気雷管。三つの事件がつながっ たとき、急浮上する真夏の爆破計画。誰が、いつ、どの瞬間に?札幌大通署・ 刑事課の佐伯は、生活安全課の小島百合、機動捜査隊の津久井らと共に、警官 の覚悟を見せる。息もつかせぬ緊迫のクライマックス。刻限に向けて、チーム 佐伯が走る!待望の書き下ろし長篇。

さて、佐伯らは、爆弾犯を止められるのか?ここから、事件は急展開を見せ、クライマックスに向かって一気に盛り上がっていきます。次が気になってサクサク読めます。

明確な証拠がないから動けないというダメな管理職や、警察上部の動きなどもあり、最後は、大変な覚悟で立ち向かう佐伯らですが、エピローグは皆さんで見届けていただければと思います。

是非、ご一読を。

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