多彩な恋愛模様、自分を主人公になぞらえて読むとまた格別!恋のゴンドラ 東野圭吾/著

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東吾圭吾の恋愛小説で、短編の連作になっています。

舞台は、里沢温泉スキー場です。この里沢温泉スキー場は、他のスキー場よりも敷地が広く、多様な滑走エリアがあることで有名な場所であるという設定です。

このスキー場を舞台にして、7つの恋愛が物語られていきます。始めの物語では、広太と桃実。

この男がひでエ奴で、エピローグで最悪の展開にさらされるのは自業自得ですが、うまーく物語をつなげていくのは、さすがに、東野圭吾ですね。

最後7章で、この二人が出てきて、「なんだと」って展開になりますので、それぞれのお話を楽しんで読んで行ってください。

2章以降では日田栄介、水城直也、木元秋菜、土屋麻穂、月村春紀などが登場してきます。

帯には、次の文字が並んでいます。

この恋の行方は天国か地獄か

恋をするには愛以上に度胸が必要、書きながら改めて思いました。

登場人物の8人は、それぞれ異なる性格付けがしてあります。

ですので、自分はこの登場人物に向いてるなって思ったら、彼(彼女)に感情移入して読んでいただくと、物語が、もっともっと面白く読めると思います。

60爺は、もうこんな齢ですから、おー若者よ、もっともっと頑張っていきなさい、みたいな上から目線(^^;)で、楽しく読ませていただきました。

ここに登場している人物たちは、皆、スノーボーダーです。

本作にある、「スキー一家」に登場する麻穂の父親同様に、60爺はスキー専属で、スノーボーダーは不良のスポーツみたいな感覚を持っていましたもので、この父親の意見には、深くうなずけるものがありました。

しかし、この中で語られていたように、何でも偏見で決めつけるのは良くないんだなというふうにも思いました。

そういう点では、なかなか素晴らしい意見と言いますか内容が描かれていますので、60爺のような意見を持っている方にも、是非、読んでいただけるといいのかと感じました。

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それにしても、ここに出てくる若者たちの恋模様はなかなか良いもので、責任感もしっかり持っているし、良い家庭を気づいていけるだろうと思う個所が多々ありました。

最後の物語の主人公は、日田と桃実の恋愛模様が描かれますが、人間って、こうでなければいけないという常識みたいなものに縛られて自分の好みを我慢してしまう場面がそこそこあります。

しかし、実際は多種多様の人間がいて、自分にあった人が絶対いるんだということを改めて気づかせてくれる良いお話だと思います。

上述しましたが、最後の最後に、この物語の中で唯一、クソヤローである広太が受ける仕打ちが爽快でした。

是非、ご一読を。

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