大西洋を渡る豪華客船で次々発生する失踪事件の解明を行う!乗客ナンバー23の消失 セバスチャン・フィツェック/著

シェアする

Pocket

2日ちょいで読み切りました。とても面白い小説で、展開が早く、次がどうなるかわくわくさせられながら、あっという間にエピローグまで引っ張られてしまいました。

豪華客船での年間の行方不明者が年間XXにも上るという事実。

作者は、この事実に発送を経て、この物語のプロットを思いついたと言っています。嫁さんは「船は無理」と言っていますが、短期なら豪華客船に乗ってみてもいいかななんて思っておりましたが、ちょっと恐い現実ですよね。

しかも、豪華客船は、船を止めようとしても数キロ動いてしまうという事実もあるそうです。ですから、行方不明になったことがわかっても(船から落ちた)、もう、どうにもできないということです。

しかも、寒いところを航行していたら、海に落ちたら数分の命、どころか、船から落ちると、良くて骨折、さらにスクリューに巻き込まれて一巻の終わりだそうです。とんでもないことですねエ。

しかも、豪華客船は、警察にいない小さな町だということですので、秩序がある間はいいですが、そうでなかうなったら、とんでもないことになりそうです。

乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船<海のスルタン>号。 消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。錯 綜する謎を解かないかぎり、ニューヨーク到着まで逃げ場はない。

と、とっても怖いことが前提にある中で、主人公であるマルティン・シュウ゛ァルツは、囮操作感で、かつ、妻と息子を豪華客船で亡くしているんです。

そして、これが原因で、前途に希望をなくし、自暴自棄になっています。

そんな中、その妻子を失った客船で、息子の持っていたぬいぐるみが見つかったことが知らされ、否応なく、二度とみることもないだろうと思っていた豪華客船に捜査のため、舞い戻るのでした。

さらには、その船で、新たに起こった行方不明者のうち、小さな女の子が生きて戻ってきたという事件が発生していたのです。

乗客ナンバー23の消失

新品価格
¥2,430から
(2019/4/26 10:50時点)

そして、この船の中では、・・・、とネタばらしにならないように気を付けましょう。作者は、いろいろな仕掛けを施しており、複数のエピソードが並行して語られていきます。

そして、客船の中だけでなく、多彩な登場人物を用意して、物語を上手に進めていき、楽しませてくれます。

謎を解いていく過程で、マルティンもピンチに陥り、「あ、もうダメじゃん!」と思ったことが何度も出てきます。とんでもないキャラクターも出てきて、手に汗握るシーンもあれば、「ウエーッ!」というようなシーンが続いたりします。

そして、何とか事件を解決するマルティン。しかし、復職した際に、最後まで引っかかっていたピースがぱちんと嵌り、最後の謎が解けて、意外な事実が明らかになります。

最後は、ふざけた奴に天誅を加えると共に、「良かったジャン!」といえるエピローグを用意してくれています。

是非、ご一読を。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする