5作品ありますが、うち2作は?最初の3篇はひねりが効いていて面白いよ!「決戦!三国志/吉川永青他」

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決戦!シリーズの三国志編、5人の著者(木下昌輝、天野純希、吉川永青、東郷隆、田中芳樹)の作品が載っています。

最初の三篇は、まア、読んでいて、それなりに面白いかなと思います。後半は、ウーン、小説として、余り面白くはないなという印象です。それぞれについて、感想を書いてみます。

1.木下昌輝「姦雄遊戯」

主人公は許攸です。

たしか、曹操の身代が余り大きくない時期に軍師として登用されていた人物ですね。

曹操は、非常に有能な人物(無能な人物が国を興せるはずがない)だったと思うのですが、人材が豊富にいるのか、気に入らなくなると殺してしまうイメージがあります

これは、『三国志演義』の影響でしょうか。たしか、吉川三国志でも同じような印象を受けます。

許攸は、曹操に大勝利をもたらしますが、・・・。吉川三国志では毒殺だったような気が・・・。

2.天野純希「天を分かつ川」

赤壁の戦いで、呉を勝利に導く周瑜が主人公です。

赤壁の戦い後の荊州の争奪戦を描いています。『三国志演義』では、諸葛亮の謀略に憤死する形ですが、本作では、全く意外な事実が語られます。

今までの周瑜は、呉の忠臣として語られていますが、本編では野心を持った男として登場しています。

3.吉川永青「応報の士」

劉備の蜀奪取に力を貸した法正が主人公です。

60爺は、この作者の描く、吉川三国志に比べると奇想天外といってもよい型破りな劉備、孔明の人物像が大好きです。

この章では、孔明が鬱屈している法正を、劉備に推薦してあっさりやる気にさせます。そこで、孔明の語るセリフが面白いですよ。

この作者は、三国志を題材にして三部作(読む価値ありと思います)を発表していますので、機会があったら、是非一読してください。今までの劉備、孔明のイメージが全く変わりますから。

4.東郷隆「倭人操倶木」

は、日本人(倭人)の操倶木[そぐき]が主人公。曹操の呂伯奢事件や、孫策の死が関連しますが、全体的に、あんまり、面白くなかったなア。

感想はこれだけです。ごめんなさい!

5.田中芳樹「亡国の後」

蜀漢が滅びた後の劉禅と司馬懿の後継者司馬昭が主人公です。

本作ですが、小説としてどうなんだろう。最近、この人の小説は、往年のパワーがなくなり、自己満足のような書きっぷりで、好感が持てないし面白くありません。

この小説も、歴史を淡々と述べる部分がかなりあり、いまいちですね。

話が飛びますが、早く、アルスラーン戦記を完結させてほしいし、また、アルスラーンの仲間を蛇王と戦う前に、むやみに殺すなと言いたいです(すみません^^;話が脱線しました)。

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