また、あのホテルが犯罪の拠点に!マスカレード・ナイト/東野圭吾 著

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1.二人の関係は?

マスカレード・シリーズ第三弾!マスカレード・ホテルの最後で、ホテルウーマンの山岸尚美と刑事・新田浩介の関係がいい感じで終わったので、さあ、彼らの関係がどうなっているか、ちょっと楽しみでした。

読み進んでいくと、山岸は、ベテランのフロントクラークから、さらにパワーアップして、コンシェルジュになっています。そして、新田は相変わらず刑事をやってまして、二人の関係は何事もなかったのです。

つまり、プライベートでは何も進行していなかったことになっていました。なあんだ!前回の最後のさわりは何じゃったのかねェーと、少々拍子抜けしました。新田君は気遅れでもして、手も足も出なかったんですかね。

内容紹介です。

累計300万部突破 「マスカレード」シリーズ最新作。
若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。
犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと 刑事のコンビ、再び――。

2.今回のお話は?

「ホテルに来る客は仮面をかぶっている」というテーマは不変でした。今回のお話の中でも色々な客が登場しますが、やはり人は外では仮面をかぶっているんだなというエピソードが満載でした。

新たに登場したフロントマンに氏原は、山岸とは違い、新田にフロントの仕事はさせてくれません。物語の最後で、自分の指示が犯人に利したことを多少反省したようですが、シリーズの続編ではどうなるでしょう?

ただ、この氏原のように、客には、これ以上ない笑顔をしているホテルマンって、きっと、目は笑っていないんだろうなって、ちょっと恐くなりました。まあ、客が仮面をかぶっているのですから、お互い様なんでしょうね。

山岸のやっているコンシェルジュという仕事は、要は、客のわがままをとことん聞いて満足させなければならない、とんでもないものです。この物語の中でも、いくつもの難題を突き付けられますが、その解決方法も読書の楽しみの一つになると思います。

事件自体も、内容紹介にある通り、密告状が届くわけですが、誰が何の目的でそんなことをするのか、その謎を新田らが推理していく過程を楽しめます。

カウントダウンパーティーにおけるハラハラドキドキの展開も、スピード感と緊張感があって、楽しめると思います。

前作にも登場した能勢刑事も登場し、体系に似合わず、鋭いところを見せてくれます。刑事も、職場環境は最悪で、毎晩遅くまで働いていても、それが好きなのか苦労を全く厭いません。

マスカレード・ナイト

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コンシェルジュの山岸や、新田や能勢のような献身的な人々で、この世の中は持っているのだろうと思いました。

とても面白い小説だと思います。

是非、ご一読を。

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