またまた面白い続編が出ました。キマイラ14望郷変 夢枕獏/著

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1.概要

前作の感想を2018年8月にアップしていますから、1年2ヶ月ほど経っていますね。

前回も言っていますが、キマイラ(古希: Χ?μαιρα, Chimaira) とは、ギリシア神話に登場する怪物のことです。この小説の中では、体内に別の生き物を持った少年の物語になっています。

前作では、主人公である大鳳吼(おおとり こう)が、自分の代わりに拉致された深雪を救うために、亜室健之(あむろ たけゆき)から離れ、三蔵の協力を得て、敵の本拠へ向かうところで終わっています。

今回は、大鳳が敵の本拠地に乗り込んで大暴れかと期待すると、肩透かしを食ってしまいます。敵の本拠に乗り込もうとしているのは、大鳳達だけではなく、別の勢力もいるからです。

これが絡み合って、どう展開していくかは、小説を読んでみてください。

内容紹介です。

大鳳吼は九十九三蔵の協力を得て、綾部深雪を拉致したルシフェル教団がアジトとする幻獣城に潜入し、“番犬”と化した菊地良二に遭遇。一方、九十九を追ってきた龍王院弘は、森で宿敵フリードリッヒ・ボックに再会、血肉の死闘を繰り広げる。さらに舞台は遠く吐蕃へ。死を予感した師バグワンがテンジン・ツォギェル少年に語ったのは、キマイラの秘密とともに封印された外法絵にまつわる物語だった―。待望の「望郷変」ついに刊行。

2.詳細

内容紹介に、この小説の内容が全て出ていますね。まあ、これだけでは何の面白さを感じることができないわけですが…。

主人公の大鳳が敵のアジトに乗り込んで深雪を探し出すところまでテンポよく進みます。

そこで、菊池と遭遇してひと騒動があるのですが、菊池が番犬と化した理由が解き明かされるし、大鳳と戦ったことで菊池が何かしでかしてくれる期待が出てきます。

そして、前作で、龍王院弘が円空山に来た理由も明らかになります。龍王院弘が新たに会得した「気」の技についても詳しく語られます。

龍王院弘が宿敵ボックと闘うシーンは、夢枕獏の真骨頂ですね。とてつもなく面白いです。二人の達人による決闘が大変な迫力で記載されています。その結末がどうなるかは、やはり、小説を手に取ってください。

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後半は、テンジン・ツォギェルが、どういう経緯でニョンパ(狂仏)になったのかを過去に遡って回想します。この部分は、夢枕獏の得意とするところで、この小説ではたびたび登場するパターンですね。

今回、過去のお話の途中でじかに続くとなってしまいましたので、次の巻までお話を覚えていられる自信がないのが悩みです。

どちらにしても、とても面白いです。

ぜひ、ご一読を。

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