古典部シリーズとはちょっと違った感覚!本と鍵の季節 米澤穂信/著

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1.概要

米澤穂信の小説なので読んでみました。やはり、推理小説でした。

主人公は、僕(堀川次郎)と松倉詩門(まつくらしもん)の二人組です。彼らは、図書委員会の一員です。

彼ら二名が遭遇する事件?が6篇収蔵されています。

この小説を読み始めて、すぐに、この小説の設定は、米澤穂信の代表作である古典部シリーズの二人につながるなと感じました。

即ち、古典部の「ホータロー」こと折木奉太郎、「里志」こと福部里志です。

彼らには、他に、「える」こと千反田(ちたんだ)えると、「摩耶花」こと伊原摩耶花がおりますが、学園で起きる数々の謎?を解いていくのは、「ホータロー」と「里志」の二人でした。

この流れが、古典部シリーズとダブりました。

内容紹介です。

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。

2.詳細少し

彼らが遭遇する事件は、古典部シリーズで起きる謎(こちらは、何かほのぼのとした謎が多い)と比べると辛口だと感じました。

それぞれ事件を持ち込む側に事情はありますが、その終わり方というか後味がが少々辛いものが数編ありました。

作者が考えたアイデアのうち、古典部で使用できないものを、主人公を別に設定して小説を書いたのではなかろうかなどと勝手な解釈をしています。

小説の題名を以下に記します。

  • 913
  • ロックオンロッカー
  • 金曜に彼は何をしたのか
  • ない本
  • 昔話を聞かせておくれよ
  • 友よ知るなかれ

本と鍵の季節

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最初の5編は「小説スバル」で初出がされていますが、最終編は書き下ろしです。

掲載作品の最初は、2012年1月号、順に、2013年8月号、2014年11月号と発表され、しばらく飛んで、2018年8月号、2018年9,10月号と連続で発表されました。

そして、今回、書き下ろしで完結となっています。60爺の、最後の作品を読んだ感覚では、このシリーズは、古典部シリーズとは違い、これでお終いになるんだなというものです。

5作目、6作目の内容から、そんな感じがしてなりません。

それぞれ読んでいて面白い作品だと思います。

是非、ご一読を。

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