それぞれに心温まる連作小説!誰かが足りない 宮下奈都/著

1.概要

宮下奈都の連作小説です。予約1から予約6までの6篇からなります。そして、同日同時間に予約したそれぞれの主人公たちが、人気レストラン「ハライ」で一緒になる仕掛けです。

60爺には、後半の物語が強く印象に残りました。何故だかわかりませんが、後ろの方の物語の方が、感動をもらえた気がします。

それぞれの主人公は、皆、何かを失ってしまった人々です。その中で懸命に生きています。そして、最後は、なにがしかの希望が見えてきています。

内容紹介です。

足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。偶然同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。注目の「心の掬い手」がしなやかに紡ぐ渾身作。

2.内容ちょっぴり

この小説の中で悩んでいる人々と同じような悩みを持っている人は、たくさんいるのではないでしょうか?それぞれの内容をちょっぴりお話します。

  • 予約1:何故か故郷に帰れなくなってしまった、その理由もわかっているが、もう一歩踏み出せない人間の悩みが出てきています。
  • 予約2:認知症になってしまった母親と、それを周りからそっと眺めている息子夫婦と孫たちの物語です。60爺も他人事ではない齢になって来てます。ちょっと哀しいラストですね。
  • 予約3:いて当然だった人と離れざるを得ない状況に陥りますが、年月を経て、その懐かしい日々が戻ってきます。
  • 予約4:ビデオを回して引きこもった男が主人公、そこへ妹の友達という美人が現れて・・
  • 予約5:オムレツを焼くだけの取り柄の主人公が、ひょんな出来事で好みの女性に手を差し伸べることで、物語が動き出します。
  • 予約6:ちょっとした能力を持つ女性のお話です。これも、ちょっと踏み出すだけで人を救えたのに、それが出来なかったため傷を持っています。今回、一歩踏み出すことで状況が動きました。

誰かが足りない (双葉文庫)

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心温まる物語が多いです。

是非、ご一読を。