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歴史・時代小説

歴史、時代小説

新しい解釈がいくつか出てきます。信長 天を堕とす 木下昌輝/著

1.概要 2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞した著者による織田信長モノです。 ここでの信長は、桶狭間の戦いで今川義元の首を上げるのは既成事実とばかりに策略を練り上げて戦いに臨みます。そのため、敵地である遠江の井伊谷まで乗り込むような身の軽さです。 また、熱田神宮で気勢を上げるつもりが、わが手で育てた千余騎の馬廻り衆が集まらず愕然とするものの、「永楽通宝」を使って3度表が出 […]

衝撃的な事実が二つ明らかになります。チンギス紀 五 絶影 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第五巻です。前巻では3,500騎だったテムジン軍は五千騎になりました。どんどん配下が増えていますね。 本巻では見出しにも記載したように、衝撃的な事実が二点明らかになります。 一点目は、テムジンと玄翁の闘いの決着がつくんですが、その中で明らかになります。この物語が続いていくわけですから、当然、テムジンが勝利するのですが、その際に、 […]

テムジン軍がどんどん大きくなっていきます。チンギス紀 四 遠雷 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第四巻です。前巻では二千騎だったテムジン軍も3,500騎に増加しています。 これに加え、テムジンは、後方の支援部隊も充実させ、鉄音(ズルフ)と名付けた鉄塊の生産地で武器や生活用品を次々に作り出しています。 さらに、生産の規模を3倍に増やすために、負傷して戦えなくなり、自分の家に帰りたがらない人員を送り込んでいます。また、牧を作り […]

テムジンに強敵出現。チンギス紀 三 虹暈 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第三巻です。既に、第十巻まで出ていますが、若きテムジンが大きくなっていく過程が語られており、非常に面白いです。 テムジンは、既に二千騎を率いるまでに育ってきました。 まだ、モンゴルを纏めていないので最終回を気にする必要はありませんが、どうかつまらない終わり方ではないように祈っています。 第三巻、「虹暈」(こううん)と副題がついて […]

テムジンが立ち上がります。チンギス紀 二 鳴動 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第二巻を第一巻に続き読みました。10巻まで出ているので、読み終わるまでそこそこかかるでしょう。また、それまでに、追加で難関出ているでしょうか? 物語は始まったばかりで、バラバラになっているモンゴル族を、テムジン(チンギス・ハーンの15歳の時点)がどういとつにしていくかが語られていきます。 物語は始まったばかりですので、どんな最終 […]

他シリーズの登場人物が次々に登場!合唱 岬洋介の帰還 中山七里/著

1.概要 中山七里の描く岬洋介シリーズの最新刊です。wiki では、このシリーズについて、ピアニストの岬洋介が、周りで起きる音楽関連の事件を解決する推理小説のシリーズと紹介しています。 さらに、「岬洋介があくまで関わった事件なので、主人公は各作品ごとに別の人物となっており、岬は事件解決やアドバイスなどを行う探偵役で狂言回しの立場である」と言っていますが、本編は、洋介が主人公であると言って差し支えな […]

壮大な物語の始まりです。チンギス紀 一 火眼 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作の連作物を久方ぶりに手にしました。チンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語です。壮大な物語になるでしょう。実際、2021年4月5日現在で10巻まで刊行されています。 さて、北方謙三作の連作物ですが、楊家将から水滸伝、楊令伝と読んできたんですが、いわゆる滅びの美学と言いますが、それぞれの最後がねエ。 はっきり言って、「エエエエ!」という終わり方になっておりまして、楊令伝以 […]

戦場をかける一陣の旋風、結末が悲しい!蛇衆 矢野隆/著

1.概要 矢野隆が、2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞した作品です。戦始末に続く矢野隆作品の感想ですが、今回の作品は史実ではない戦国伝奇物にあたります。 時代は室町末期、金で雇われて戦に加わる傭兵集団:荒喰(あらばみ)と呼ばれる者たちの物語であります。 とにかく強いの一言です。たった、数名の集団ですが、戦の帰趨を変えてしまうほどの力を携えています。 プロローグは、鷲尾重意(嶬嶄の […]

殿軍や負け戦に直面するそれぞれの武将の思惑が興味深い!戦始末 矢野隆/著

1.概要 2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞した著者の作品です。 殿軍や負け戦に直面する武将たちの心境を描いています。 殿軍とは、「大部隊が移動する時、その最後部(=殿)に位置する軍勢のことです。特に、退却軍の後部で、敵の追い討ちを防ぐ軍勢です。ですので、負け戦の時などは生き残る可能性が低いんです。 この殿軍を任され、無事にやり遂げると、その勇猛さを認めてもらえるというメリットが […]

歴史の英雄が全てを望んだわけではない!もののふの国 天野純希

1.概要 天野純希による武士による対立の歴史の物語です。そして、その対立の軸には、海族と山族が存在していたことを読み解いています。海族と山族は決して和することなく、相対した時点で互いに嫌悪を感じる設定です。 物語の始まりは平将門からです。この源平の時代から始まって、明治維新の土方歳三に至るまでの闘いに焦点を当て、これらに海族と山族の争いが隠されていたことを、うまく融合させています。 そして、それぞ […]