CATEGORY

歴史・時代小説

歴史、時代小説

テムジン軍がどんどん大きくなっていきます。チンギス紀 四 遠雷 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第四巻です。前巻では二千騎だったテムジン軍も3,500騎に増加しています。 これに加え、テムジンは、後方の支援部隊も充実させ、鉄音(ズルフ)と名付けた鉄塊の生産地で武器や生活用品を次々に作り出しています。 さらに、生産の規模を3倍に増やすために、負傷して戦えなくなり、自分の家に帰りたがらない人員を送り込んでいます。また、牧を作り […]

テムジンに強敵出現。チンギス紀 三 虹暈 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第三巻です。既に、第十巻まで出ていますが、若きテムジンが大きくなっていく過程が語られており、非常に面白いです。 テムジンは、既に二千騎を率いるまでに育ってきました。 まだ、モンゴルを纏めていないので最終回を気にする必要はありませんが、どうかつまらない終わり方ではないように祈っています。 第三巻、「虹暈」(こううん)と副題がついて […]

テムジンが立ち上がります。チンギス紀 二 鳴動 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第二巻を第一巻に続き読みました。10巻まで出ているので、読み終わるまでそこそこかかるでしょう。また、それまでに、追加で難関出ているでしょうか? 物語は始まったばかりで、バラバラになっているモンゴル族を、テムジン(チンギス・ハーンの15歳の時点)がどういとつにしていくかが語られていきます。 物語は始まったばかりですので、どんな最終 […]

他シリーズの登場人物が次々に登場!合唱 岬洋介の帰還 中山七里/著

1.概要 中山七里の描く岬洋介シリーズの最新刊です。wiki では、このシリーズについて、ピアニストの岬洋介が、周りで起きる音楽関連の事件を解決する推理小説のシリーズと紹介しています。 さらに、「岬洋介があくまで関わった事件なので、主人公は各作品ごとに別の人物となっており、岬は事件解決やアドバイスなどを行う探偵役で狂言回しの立場である」と言っていますが、本編は、洋介が主人公であると言って差し支えな […]

壮大な物語の始まりです。チンギス紀 一 火眼 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作の連作物を久方ぶりに手にしました。チンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語です。壮大な物語になるでしょう。実際、2021年4月5日現在で10巻まで刊行されています。 さて、北方謙三作の連作物ですが、楊家将から水滸伝、楊令伝と読んできたんですが、いわゆる滅びの美学と言いますが、それぞれの最後がねエ。 はっきり言って、「エエエエ!」という終わり方になっておりまして、楊令伝以 […]

戦場をかける一陣の旋風、結末が悲しい!蛇衆 矢野隆/著

1.概要 矢野隆が、2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞した作品です。戦始末に続く矢野隆作品の感想ですが、今回の作品は史実ではない戦国伝奇物にあたります。 時代は室町末期、金で雇われて戦に加わる傭兵集団:荒喰(あらばみ)と呼ばれる者たちの物語であります。 とにかく強いの一言です。たった、数名の集団ですが、戦の帰趨を変えてしまうほどの力を携えています。 プロローグは、鷲尾重意(嶬嶄の […]

殿軍や負け戦に直面するそれぞれの武将の思惑が興味深い!戦始末 矢野隆/著

1.概要 2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞した著者の作品です。 殿軍や負け戦に直面する武将たちの心境を描いています。 殿軍とは、「大部隊が移動する時、その最後部(=殿)に位置する軍勢のことです。特に、退却軍の後部で、敵の追い討ちを防ぐ軍勢です。ですので、負け戦の時などは生き残る可能性が低いんです。 この殿軍を任され、無事にやり遂げると、その勇猛さを認めてもらえるというメリットが […]

歴史の英雄が全てを望んだわけではない!もののふの国 天野純希

1.概要 天野純希による武士による対立の歴史の物語です。そして、その対立の軸には、海族と山族が存在していたことを読み解いています。海族と山族は決して和することなく、相対した時点で互いに嫌悪を感じる設定です。 物語の始まりは平将門からです。この源平の時代から始まって、明治維新の土方歳三に至るまでの闘いに焦点を当て、これらに海族と山族の争いが隠されていたことを、うまく融合させています。 そして、それぞ […]

新撰組生き残りの三名が歴史の狭間で大暴れ!至誠の残滓 矢野隆/著

1.概要 本作は、明治の世に警官になった斎藤一と、動乱で亡くなったはずの山崎烝と原田左之助が再会し、歴史の狭間で大暴れする物語です。 さらには、長州の伊藤博文と山縣有朋とも絡んで、新撰組の三名が命懸けの働きをします。とても、読みやすくて面白い小説です。 ここでは、主人公の新撰組三名の略歴を述べておきます。 斎藤一:新撰組三番隊組長を務め、明治の世まで生き残り、藤田五郎の名で警官となって西南戦争の際 […]

それぞれの主人公の葛藤が見られます!信長嫌い 天野純希/著

1.概要 久々の天野純希著作の小説を読みました。前回は戦国末期の織田有楽斎の小説でしたが、本作は、織田信長の勃興時から没後まで、信長に人生を狂わされた(内容紹介より)七人の男を題材に取ったものです。 この方の感想文は今回で4冊目ですね。天を分かつ川(周瑜、決戦三国志!の2番目)、島津義弘伝(島津義弘)、有楽斎の戦(織田有楽斎)に続くものです。 織田信長は、歴史が好きなら誰もが知っている戦国時代の超 […]