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歴史・時代小説

関が原の合戦の裏ではこれだけの物語があった!裏関ケ原 吉川永青/著

吉川永青の小説です。吉川得意の三国志ではなく、戦国後半の有名な合戦を題材にしています。 実際には、関ヶ原の合戦には参加していない戦国武将達6名の物語です。 関ヶ原の合戦当時の状況を簡単に書いていくと、大体次のようになっています。 黒田如水は九州で合戦中です。 佐竹義宣、最上義光は上杉景勝包囲網の一角を担っています。 細川幽斎は西軍の部隊を引寄せ篭城し、東軍への貢献があったようです。 真田昌幸は、ご […]

読書の部屋、今日読む本はこれ!北条早雲 明鏡止水篇 富樫倫太郎/著

富樫倫太郎の北条早雲4巻目明鏡止水篇です。 北条早雲の伊豆統一から小田原城再奪取、そこから東相模への進攻を始めるところで終わります。 屍が導く、関東への道!宿敵・足利茶々丸との最終戦と悲願の伊豆統一、再びの小田原城攻め、そして長享の乱の終結…己の理想のため鬼と化した男に、もはや安息はない。 本書では、北条早雲は当時として非常に稀有な大名に描かれています。 普通、支配地での年貢は6公4民 […]

何故忠臣蔵なのに決戦なのかわかりませんが、全作品面白い!決戦!忠臣蔵 葉室麟他/著

何でもいいですけど、忠臣蔵が何で決戦なんですかね。60爺にはよくわかりません。この本は、7人の作家が書いています。それぞれについて、簡単に感想を述べていきますね。 1.葉室麟「鬼の影」 主人公は大石内蔵助でいいのかな?京の種木町で遊び呆けている内蔵助のところに、堀部安兵衛が現れ、内蔵助を脅すシーンからお話が始まります。 安兵衛の真意は?内蔵助は斬れといいますが、その結末は如何に・・・。しっかりとし […]

乱世に振り回される薩摩島津家の物語、闘い抜いて家を守る!島津義弘伝 上・下 天野純希/著

薩摩・島津家の物語、主人公は、島津義弘です。 1.薩摩藩の憂鬱、秀吉への屈服&朝鮮出兵で混乱「衝天の剣 島津義弘伝 上」 60爺は、この人に関しては、関ヶ原合戦終了後、東軍の只中を的中突破して、ほぼ全滅の憂き目を見たものの、薩摩まで無事帰り着いたときの主将であることしか知りません。 この物語は、九州全土をほぼ、掌握しながら、関白秀吉に屈服して、兄弟のうちで一番戦のうまかった末弟家弘を、関白方に毒殺 […]

乱世の室町時代に生きた悪漢たちと少年才蔵の成長する物語!室町無頼 垣根涼介/著

この本も面白いですよ。530ページの長編ですが、60爺は、一週間ほどで読みきりました。とにかく、悪人が元気いっぱい、合わせて、若者が成長していく様を存分に味あえます。 孤児となった才蔵17才が主人公です。 時は、室町時代で足利政権の屋台骨が揺らぎ、京の中心部でも治安が悪化しています。 才蔵は、足利義教を討った赤松満祐の家臣を父に持ち、主君が没落した後、家族で京洛に出てきたものの、母は12才で、父は […]

5作品ありますが、うち2作は?最初の3篇はひねりが効いていて面白いよ!「決戦!三国志/吉川永青他」

決戦!シリーズの三国志編、5人の著者(木下昌輝、天野純希、吉川永青、東郷隆、田中芳樹)の作品が載っています。 最初の三篇は、まア、読んでいて、それなりに面白いかなと思います。後半は、ウーン、小説として、余り面白くはないなという印象です。それぞれについて、感想を書いてみます。 1.木下昌輝「姦雄遊戯」 主人公は許攸です。 たしか、曹操の身代が余り大きくない時期に軍師として登用されていた人物ですね。 […]

夢枕獏の剣豪小説!ヤマンタカ 大菩薩峠をモチーフにした面白さ保証付きの小説

1.夢枕獏の剣豪小説 あっという間に読みきりました。夢枕獏にしては珍しい大長編剣豪小説です。上下段542ページの大作です。 大長編といいましたが、夢枕獏という作家は、ご存知のように大長編が数多く、一冊で収まる今作は、著者にとっては大長編ではないのかもしれませんね。一冊の中に、きれいに謎解きも含めて抑え込んでいます。さすがです。 ヤマンタカとは、梵名。仏教のふん(分の下に心)怒尊(ふんぬそん)。正確 […]