CATEGORY

推理小説

ミステリーのうち、探偵を主人公としたもの

読んでいるとザワザワしてきます。Iの悲劇 米澤穂信/著

1.概要 久々の米澤穂信の作品です。 内容紹介の頭に「甦り課」とあり、また、「人を呼び戻す」の部分までを読んで公判を読まなかったものですから、てっきりオカルト方面の作品と思っており、読み始めてから少々面食らっていた自分がいました。 内容紹介をよく見ると、限界集落に移住してくる者たちのトラブルを解決しようと奮闘する地方公務員の物語なんですね。 ちゃんと紹介を読まないとダメだなと反省した60爺でしたが […]

良くできた短編5編が楽しめます。静おばあちゃんと要介護探偵 中山七里/著

1.概要 中山七里の推理小説です。 主人公は、同じ作者の「要介護探偵の事件簿」の下半身は不自由だが、頭の回転が早く口が達者な老人・香月玄太郎と、「静おばあちゃんにおまかせ」に登場する元裁判官の高遠寺静です。このふたつの推理小説の主人公がコラボレーションした作品です。 と思っていたら、内容紹介にあるように、中山七里の「このミス」大賞受賞作「さよならドビュッシー」で玄太郎おじいちゃんは登場していたんで […]

4つの謎があなたを楽しませてくれます!巴里マカロンの謎 米澤穂信/著

1.概要 随分久しぶりの米澤穂信の推理小説ですね。60爺の読書の部屋では、「古典部」シリーズ2作他の感想しか扱っていません。 古典部シリーズとはちょっと違った感覚!本と鍵の季節 米澤穂信/著これを読めば、<古典部>シリーズの通になれる!?皆様も是非!米澤穂信と古典部/米澤穂信 著古典部シリーズ第6作相変わらず面白い、「える」の将来は?いまさら翼といわれても 米澤穂信/著 この作品は、「 […]

4篇全てとても面白い作品揃いです!検事の死命 柚月裕子/著

1.概要 佐方貞人(さかたさだと)シリーズで調べると、以下のように出ています。 刑事事件を専門に扱う敏腕弁護士で元検察官の佐方貞人が事件の真相を追う柚月裕子の推理小説のシリーズ。 現時点では、「最後の証人」、「検事の本懐」、「検事の死命」及び「検事の信義」の4作が世に出ています。今後も続きそうですね。 上記の説明では、佐方が「刑事事件を専門に扱う敏腕弁護士」と出ていますが、60爺の読んだ本作と「検 […]

検事の責務は、罪をまっとうに裁かせること!検事の信義 柚月裕子/著

1.概要 柚月裕子の佐方貞人シリーズは、第1作『最後の証人』から始まる柚月裕子さんの小説シリーズで、カテゴリーとしては刑事ミステリーとなるそうです。本作は、シリーズ4作目ですが、60爺は、このシリーズはは込めて目を通します。 この小説は、短編の連作小説で、どうやら佐方貞人の検事の時代を扱っているようです。 米崎県検事の佐方貞人は、米崎地検後半部に属する検事ですが、表題にあるように「検事の責務は、罪 […]

どのお話も面白い!偽りの春 神倉駅前交番狩野雷太の推理 降田天/著

1.概要 著者の降田天(ふるた てん)は、「女王はかえらない」で第13回『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社主催)の大賞を受賞しています。 この感想文を書くために、wikiを見たところ、この名前は、萩野 瑛(はぎの えい)と鮎川 颯(あゆかわ そう)が小説を書くために用いている筆名の1つだそうです。両者とも女性です。 2人は大学の同級生で、東京都で共同生活をしながら執筆活動を行っているそうです […]

登場人物はとんでもないモンスターだらけ!作家刑事毒島 中山七里著

1.概要 著者の日記「中山七転八倒」の中で何回も登場していた出版業界を舞台にしたミステリです。最後に、後書きを書かれていた方も進めていることもあり読んでみました。 この小説は短編ミステリ集で5編の物語が楽しめます。 ばら撒かれる毒舌が凄いですが、じつは、これ、著者の本音がばら撒かれているんですね。先ほどの「中山七転八倒」の中で著者が言っていたことが、何度も出てきています。‬ 主人公は、刑事の高千穂 […]

鮮やかな謎解きの妙を堪能してください!がん消滅の罠 完全寛解の謎 岩木一麻/著

1.概要 第15回『このミステリーがすごい』大賞に選出された小説です。大賞受賞時の題名は「救済のネオプラズム」でした。 題名にある寛解とは聞きなれない言葉ですが、がんの症状が軽減した状態をいうそうです。完全寛解とは、がんが消失し、検査値も正常を示す状態のことです。 発刊された題名からわかるように、余命半年と宣言された患者のがんが、見事に消え去ってしまう例が立て続けに発生します。 しかも、患者は低所 […]

古典部シリーズとはちょっと違った感覚!本と鍵の季節 米澤穂信/著

1.概要 米澤穂信の小説なので読んでみました。やはり、推理小説でした。 主人公は、僕(堀川次郎)と松倉詩門(まつくらしもん)の二人組です。彼らは、図書委員会の一員です。 彼ら二名が遭遇する事件?が6篇収蔵されています。 この小説を読み始めて、すぐに、この小説の設定は、米澤穂信の代表作である古典部シリーズの二人につながるなと感じました。 即ち、古典部の「ホータロー」こと折木奉太郎、「里志」こと福部里 […]

世界をめぐって依頼者の死の真相を探る!死者の雨・モヘンジョダロの墓標 周木律/著

1.概要 あの完全記憶の持ち主一石豊の物語第二弾ですね。前回は、アララト山の雪中で発生した事件を解決しましたが、今回は打って変わって、5つの場所で同時多発的に発生した事件に挑みます。 もう一人の主人公は第一弾と同様、森園アリスです。「安っぽいハーフタレントのような名前に反して、アリスは外見も中身も純然たる日本人です(P15)」。職業は、掛大のフォトグラファーです。 冒頭で、アリスは、成田を出てから […]