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推理小説

ホームズ・パロディです。それなりに楽しめます。シャーロックホームズの栄冠 北原尚彦/編訳

1.概要 シャーロックホームズは、ご存知、コナン・ドイルが誕生させた名探偵です。世界第二次大戦では、ドイツでは、シャーロックホームズが実在して、英国で祖国防衛のため、働いていたと思われるなどの逸話を聞いたことがあります。 本書は、作家北原直彦が編んだホームズ・パロディ集です。 本編の編訳者である北原尚彦は、過去、以前の作品でも紹介した日本のミステリ・SF・ホラー小説家、翻訳家、古書研究家です。 そ […]

ホームズ冒険譚に登場する脇役たちの物語!ホームズ連盟の冒険 北原尚彦/著

1.概要 「シャーロック・ホームズの蒐集」を書いた作者の描く、ホームズ冒険譚に登場する脇役たちを主人公として活躍する様を描いた短編集です。 このスタイルで描いた小説の第二弾で、第一弾は「ホームズ連盟の事件簿」というそうです。 シャーロック・ホームズの冒険譚には、宿敵やなくてはならない人々が多数登場する訳ですが、それらの人々を主人公に据えて、彼らの周辺で起こる出来事を、彼(彼女)がどう解決していくか […]

ハチャメチャな世界の謎解き、M・O・Dがパッとしないね!キッド・ピストルズの妄想/山口雅也

1.ハチャメチャな世界での推理小説 小説の冒頭で、この小説の世界について断りがあります。この世界では、警察機構が壊れていて、警察に代わって指揮を執る凄腕のM・O・D(マスター・オブ・ディテクティブ)について説明がなされています。 この小説世界の説明を読むと、凄腕と言っているのですから、M・O・Dが素晴らしい腕を持っているんだと読めるんですが、今回の小説3編を見る限り、登場したM・O・Dは、あさって […]

あの玉村警部補が四国巡礼に、チームバチスタスピンアウト作品!玉村警部補の巡礼/海堂尊 著

1.チームバチスタスピンアウト作品 「チームバチスタの栄光」で、第4回「このミステリーがすごい!」の大賞を受賞した海堂尊が贈る「チーム・バチスタ」シリーズのスピンアウト作品です? 警察の凸凹(でこぼこ)コンビ、加納警視正と玉村警部補が四国巡礼の旅に出ています。というより、玉村警部補が巡礼に出た後に、加納警視正が無理やりくっついてきて、主導権を握ってしまうという設定ですかね。 かわいそうな玉村警部補 […]

初版は1977/12だが、今でも通用する本格トラベル・ミステリー!77便に何が起きたか 夏樹静子/著

故夏樹静子著作の推理小説です。 初版1977.12.15刊行の昔、昔の短編集です。しかし、その内容については、問題なく面白いです。 収録作は、次の 5編が載っています。 77便に何が起きたか ハバロフスク号殺人事件 特急夕月 山陽新幹線殺人事件 ローマ急行殺人事件 1972年発売の本ですので、その頃の世相が良く表れています。 「77便に何が起きたか」では、70年安保闘争だとか学生運動、過激派なんて […]

大西洋を渡る豪華客船で次々発生する失踪事件の解明を行う!乗客ナンバー23の消失 セバスチャン・フィツェック/著

2日ちょいで読み切りました。とても面白い小説で、展開が早く、次がどうなるかわくわくさせられながら、あっという間にエピローグまで引っ張られてしまいました。 豪華客船での年間の行方不明者が年間XXにも上るという事実。 作者は、この事実に発送を経て、この物語のプロットを思いついたと言っています。嫁さんは「船は無理」と言っていますが、短期なら豪華客船に乗ってみてもいいかななんて思っておりましたが、ちょっと […]

読後感は爽快といかないが、それぞれ読ませてくれる物語です!希望荘/宮部みゆき 著

この「希望荘」、杉村三郎シリーズの第4弾なんですね。 60爺は、シリーズものであることすら知りませんでした。主人公杉村三郎の離婚の原因がさらっと述べられており、「うわっ、ひどい話」と思いましたが、まさか、シリーズものとは・・・。 宮部みゆきの小説ですので、きちんと読ませてくれますが、物語自体は、皆、闇を抱えています。 謎を解明してくれますが、読後感は、少しばかり、ドヨーンとしたものが残ります。爽や […]

ホームズのパスティーシュ作品で正典の雰囲気に浸れます。推理小説としても読ませます!シャーロックホームズの蒐集 北原尚彦/著

1.ホームズのパスティーシュ シャーロック・ホームズのパスティーシュものです。 懐かしいシャーロック・ホームズと、ワトスン博士が活躍する物語が6篇入っています。 遅刻しがちな荷馬車の事件 結ばれた黄色いスカーフの事件 ノーフォークの人狼卿の事件 詮索好きな老婦人の事件 憂慮する令嬢の事件 曲馬団の醜聞の事件 パスティーシュ:作風の模倣のこと。音楽・美術・文学などにおいて、先行する作品の要素を模倣し […]