神奈川県警刑事部長となった竜崎伸也の初の事件は?清明 隠蔽捜査8 今野敏

1.概要

隠蔽捜査も8に来ました。今回は、神奈川県警の刑事部長となって赴任した竜崎信也の初の事件を描いています。

今野敏の小説ですので、サクサクと読み進めることが出来ます。この小説もコロナ禍の中で読み始めたこともあり1日で読んでしまいました。

相変わらず面白いです。周りがあっと驚く、相変わらずの竜崎の仕事の進め方で事件を捌いていきます。

神奈川県警に異動したことで、どういう話になっていくのか、今までの人脈が使えないのでどうするのか興味がありましたが、今回の事件が東京都と神奈川県が入り組んでいる場所で発生したことにすることで、馴染みの面々の登場を可能にしました。

そして、以下の内容紹介にもありますが、竜崎が神奈川県警の刑事部長になったことで、縄張り意識ではないですが、そのような感じが出てきて、やりにくさも感じているようです。

内容紹介です。

神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、馴染みの警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかることに。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が…。益々スケールアップの第八弾!

2.内容ちょっぴり

今回のお話は、前回の棲月: 隠蔽捜査7の最後から続いています。

即ち、大森署を出た竜崎伸也が、神奈川県警本部に到着するところから始まります。大森署の公用車運転手役の係員が「到着しました。」と告げたのは、午後4時頃のことでした。

ここで、「署長の車を運転できて光栄でした」と言う係員の言葉にとまどうシーンが出てきます。竜崎は、反抗してくる相手なら対処は得意ですが、このような場合、どう対処すべきかわからないようです。

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神奈川県警に赴任したことで、新たなキャラクターが次々と登場します。

神奈川県警の本部長は佐藤実警視監です。ざっくばらんな話し方をする上司で、竜崎には神奈川県警を変えてもらいたいと期待しています。対して、竜崎は、「私のやり方で、できることをやるだけです」と答えています。

佐藤本部長も、「あんたのやり方ってのが、たぶん俺たちに必要なんだ」と答え、今のところ、本部長と竜崎の波長は合っているようです。

そして、ちょっと怪しいのが阿久津参事官です。竜崎の向かって、警視庁と神奈川県警のパワーバランスを取るよう要求してきます。

竜崎は、言いたいことはいろいろありますが、阿久津の言うことも考慮に値するかもしれないと、大人の対応を取ります。今後の、この二人の関係がどうなるか注目です。

板橋捜査一課長は政治家誘拐事件の際、竜崎の手法に感服した人間ですが、ここで再開します。

さらに、妻の冴子が交通事故を起こしたとの一方で出会う人間が曲者で…。しかし、過去の情報を鑑みた竜崎の取った行動で、・・・。これ以上はネタばれですので言いません。

是非、ご一読を。