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テムジン軍がどんどん大きくなっていきます。チンギス紀 四 遠雷 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第四巻です。前巻では二千騎だったテムジン軍も3,500騎に増加しています。 これに加え、テムジンは、後方の支援部隊も充実させ、鉄音(ズルフ)と名付けた鉄塊の生産地で武器や生活用品を次々に作り出しています。 さらに、生産の規模を3倍に増やすために、負傷して戦えなくなり、自分の家に帰りたがらない人員を送り込んでいます。また、牧を作り […]

読んでいるとザワザワしてきます。Iの悲劇 米澤穂信/著

1.概要 久々の米澤穂信の作品です。 内容紹介の頭に「甦り課」とあり、また、「人を呼び戻す」の部分までを読んで公判を読まなかったものですから、てっきりオカルト方面の作品と思っており、読み始めてから少々面食らっていた自分がいました。 内容紹介をよく見ると、限界集落に移住してくる者たちのトラブルを解決しようと奮闘する地方公務員の物語なんですね。 ちゃんと紹介を読まないとダメだなと反省した60爺でしたが […]

テムジンに強敵出現。チンギス紀 三 虹暈 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第三巻です。既に、第十巻まで出ていますが、若きテムジンが大きくなっていく過程が語られており、非常に面白いです。 テムジンは、既に二千騎を率いるまでに育ってきました。 まだ、モンゴルを纏めていないので最終回を気にする必要はありませんが、どうかつまらない終わり方ではないように祈っています。 第三巻、「虹暈」(こううん)と副題がついて […]

柳広司の16年の活動を面白く綴っています。柳屋商店開店中 柳広司/著

1.概要 ジョーカーゲームの著者柳広司の短編・エッセイ及びコラムなどをいろいろ集めた一冊です。 あとがきまでは 307ページありますが、206ページまでは、短編が9作あります。短編のひとつひとつに、著者の一言が添えられています。 この短編なんですが、シャーロック・ホームズから始まって芥川龍之介、中国史・ギリシア神話ととてつもなく幅広い分野の作品集となっています。 後半は、著者のエッセイ集です。なぜ […]

テムジンが立ち上がります。チンギス紀 二 鳴動 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作のチンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語第二巻を第一巻に続き読みました。10巻まで出ているので、読み終わるまでそこそこかかるでしょう。また、それまでに、追加で難関出ているでしょうか? 物語は始まったばかりで、バラバラになっているモンゴル族を、テムジン(チンギス・ハーンの15歳の時点)がどういとつにしていくかが語られていきます。 物語は始まったばかりですので、どんな最終 […]

他シリーズの登場人物が次々に登場!合唱 岬洋介の帰還 中山七里/著

1.概要 中山七里の描く岬洋介シリーズの最新刊です。wiki では、このシリーズについて、ピアニストの岬洋介が、周りで起きる音楽関連の事件を解決する推理小説のシリーズと紹介しています。 さらに、「岬洋介があくまで関わった事件なので、主人公は各作品ごとに別の人物となっており、岬は事件解決やアドバイスなどを行う探偵役で狂言回しの立場である」と言っていますが、本編は、洋介が主人公であると言って差し支えな […]

壮大な物語の始まりです。チンギス紀 一 火眼 北方謙三/著

1.概要 北方健三著作の連作物を久方ぶりに手にしました。チンギス紀-元朝を興したチンギス・ハーンの物語です。壮大な物語になるでしょう。実際、2021年4月5日現在で10巻まで刊行されています。 さて、北方謙三作の連作物ですが、楊家将から水滸伝、楊令伝と読んできたんですが、いわゆる滅びの美学と言いますが、それぞれの最後がねエ。 はっきり言って、「エエエエ!」という終わり方になっておりまして、楊令伝以 […]

数々の謎が明らかになるノンストップ刑事物語。冬の狩人 大澤在昌/著

1.概要 大澤在昌の狩人シリーズの最新刊です。見かけは単なる小太りの中年のおっさんである一匹狼の佐江刑事が主人公となります。 今回の事件の発端は、3年前にH県で発生した「冬湖楼事件」です。未だに解決できていませんでしたが、この事件で行方不明だった重要参考人である阿部佳奈からH県警にメールが届くところから物語は始まります。 この重要参考人から、出頭する条件として、何故か、警視庁新宿警察署の刑事である […]

どなたでも楽しめる面白い物語です!秘帖・源氏物語 翁‐OKINA 夢枕獏/著

1.概要 夢枕獏の平安朝を舞台にした物語・・・と聞けば、言わずと知れた「陰陽師」安倍晴明を浮かべますが、本作は表題に源氏物語とあるように主人公は安倍晴明ではなく光源氏が務めます。 しかし、やはり夢枕獏の作品ですので、並立する主人公がいます。それが、何と「陰陽師」で敵(かたき)役として登場する法師陰陽師・蘆屋道満なんです。 蘆屋道満が登場するのですから、源氏物語は源氏物語でも、全く趣の違うお話になっ […]

どのお話も面白い!合理的にあり得ない 上水流涼子の解明/柚月裕子

1.概要 この作者の作品ですので面白いだろうと当たりを付けましたが大正解でした。 軽く読めますが非常に楽しめる小説だと思います。元弁護士が依頼を受け、助手と一緒に事件をバッタバッタと解決していくお話です。 主人公は上水流涼子です。苗字は「かみづる」と読みます。美貌の元弁護士です。彼女の姿を小説の中では、こう言っています。 長いまつ毛が切れ長の目に影を落とし、形のいい唇は微かに笑みを湛えて居る。日本 […]